当院は妊婦の肥満・体重管理に厳しいことで有名です。
それは何の為でしょう


@難産・A発達障害(自閉症)を防ぐためです。

@お産もオリンピックと同様に体調を整え Best Conditionで臨まなければなりません。
妊娠中に太り過ぎると胎児の肥満(巨大児)と産道に脂肪が付き過ぎる事などによって難産になります。難産が増えると帝王切開も増えます。また分娩時の出血量も多くなります。
妊娠中の太り過ぎを防ぐには朝食を必ず食べる事、夕食を午後8時までに終わる事がポイントです。
■ 糖分の摂り過ぎは母親を肥満と妊娠糖尿病にするだけでなく、胎児を「高インスリン血症児」こします。

A特に夕食後のデザート(果物・ケーキ・アイスなど)の摂り過ぎは胎児の血糖値を上げ、胎児は膵臓からインスリンを多量に分泌し、自分で血糖値を正常に調節します。分娩直後にへその緒が切断されると、とくに高インスリン血症児は母親からの糖分が突然に途絶えるため容易に“低血糖症”に陥ります。
■高インスリン血症の赤ちゃんを寒い部屋でカンガルーケアをし完全母乳にすると、赤ちゃんは「低体温症⇔低血糖症」の悪循環に陥り、低血糖から正常域への回復が遅れ脳に障害を来します。出生前に高インスリン血症児かどうかの診断は出来ませんので、全ての赤ちゃんが高インスリン児と考えて低血糖症を予防しなければなりません。低血糖症が長引けば、赤ちゃんは発達障害(自閉症)になる危険性が増えます。米国では肥満妊婦に発達障害が多い事が報告されています。
■ 当院が妊婦の肥満・太り過ぎにうるさい理由は、「高インスリン血症児」を防ぐ為です。

★高インスリン血症の原因
★低血糖症の原因
 その1
 その2