第5回「授乳・離乳の支援ガイド(仮称)」策定に関する研究会 議事録
日 時: 2007年3月14日(水)14:00〜15:05
場 所: 厚生労働省5階共用第7会議室
出席者: 委員柳澤座長、朝倉委員、今村委員、岩田委員、瀧本委員、堤委員、鱒渕委員、宮下委員、向井委員、吉池委員

○今村委員(産婦人科医)
この支援ガイドをここまで書き上げてしまってこれを修正するというのとは少し違うのですが、産婦人科の開業医の先生から電話と文献の送付がありました。その中で、公明党の国会議員との話し合いもされているようなの 自閉症といいますか精神発育障害というようなものが、過度の完全母乳を要求することによって起こっているかもしれないということで、学会の発表もなさっておられ、で、そういうご意見もあったということだけご報告させていただきたいと思います。

○柳澤座長(小児科医)
それについて今、それが事実なのかと議論するにはあまりにも我々の知識などデータが不十分だと思いますので、そうした指摘もあったということにこれからも留意して見ていくという取り扱いにさせていただきたいと思います。
今村委員からは先ほど伺いましたが、何か他にもあればどうぞ。

○今村委員(産婦人科医)
この支援ガイドについて開業医の先生からの意見を幾つか求めました。一般的に言いまして、母乳栄養の優位というのは大体認めておられる方が多いのですが、ただそれをストリクトに求めるということについてはもっと緩やかなものでよいのではないかというご意見が多くありました。
その中の1人はカンガルーケアや完全母乳についても疑問を持っておられて、それを非常にいろいろなところで発表なさっているという経緯もございましたので、本当に混合栄養が劣っているのか、明らかなエビデンスがあるのかということも、やはりどこかで検証していただきたいと思います。