完全母乳とカンガルーケアは発達障害児の危険因子

―緊急報告―
2012年10月24日


福岡市における心身障害児の実態調査

第50回日本小児神経学会総会(2008年4月)


 
結語
 
1. 福岡市における心身障害児の発生数の変化を発達障害児に注目して、平成元年から18年までその推移を後方視的に調査し、過去の5年と最近の5年の二群間で比較集計した。

2. 過去15年で精神遅滞は増加、発達障害は大幅に増加していた。

3. 発達障害児の発生頻度に分娩施設間で差がある事がわかった。

4. 幼児期以降の発達予後の情報を産科と共有しさらに詳細な検討が必要であると考えられた。

個人病院A/Bの有意差は、発達障害の原因が遺伝ではなく、産科施設の新生児管理の違いによると考えられる。
平成24年10月12日に福岡市中央保健所を訪ね、石井美栄所長に、福岡市は平成19年以降の調査を引き続き行うようお願いした。(久保田)

平成24年10月22日に福岡市議会議員 高山博光氏は福岡市議会において、高島市長、中島保健福祉局長、吉村子供未来局長の3氏にA病院とB病院の違いを調べるよう要請した。



発達障害に“地域差”