NICU不足改善策に予防医学を

奈良、東京都における妊婦のたらい回し事件が発覚して以来、NICU不足が大きな社会問題になっている。国はNICU不足改善策としてNICUの増設を強いられているが、低出生体重児・新生児の低体温症・低血糖症、重症黄疸など、NICUに入院する赤ちゃんを減らすための工夫を見逃している。
NICU不足・妊婦のたらい回しを招いた背景には、日本の周産期医療(妊娠・分娩・新生児管理)に病気を防ぐための予防医学の概念が無い事が挙げられる。日本の周産期医療の崩壊を防ぐためには、大胆なお産改革つまり予防医学(安全対策)の導入が必要である。

先ず、カンガルーケア中の医療事故防止策・発達障害児発生防止策・NICU不足対策として、@厚労省が後援するWHO/UNICEFの「母乳育児を成功させるための10カ条」が日本で生まれる赤ちゃんに安全かどうかを検証する事、 A低出生体重児・(妊娠)高血圧症の危険因子である妊婦の「冷え性」を防ぐための生活環境を準備してあげる事、B周産期医療レベルをさらに上げるために「産科麻酔科専門医制度」を新設する事、以上の3点を提案する。
平成23年5月5日