先進国で少子化が急激に進むのは “発達障害”が驚異的に増えているからだ。
現代の周産期医学は発達障害の危険因子である分娩直後の新生児の「低体温症」と生後数日間の「 飢餓」を見逃している。先進国は出生直後の低体温症と早期新生児の「低血糖症」・「重症黄疸」を防ぐための先制医療を導入すべきである。でなければ先進国は崩壊する。 (医学博士 久保田史郎)

温暖な低開発国では少子化は進んでない、何故か? 
発達障害が増えてないからである。低開発国で発達障害が増えない理由は貧困のため空調機(エアコン)がないからである。
一方、先進国の分娩室は赤ちゃんではなく、大人に快適な室温(25℃前後)に調整されている。そのため先進国の分娩室は38℃の子宮内から生まれた赤ちゃんには寒すぎる。低開発国で発達障害が増えない理由は @空調設備(冷房)がないため分娩室が温かい、A貧困のため高インスリン血症児がいない B冷え症の妊婦がいないため母乳分泌が良好である。
つまり、温暖な低開発国では出生直後の「低体温」と「低血糖」を防いでいた。昔、日本に発達障害がいなかったのは「産湯」で体を温め、「乳母」が飢餓(低血糖症・重症黄疸)を防いでいたからである。先進国はWHOの「母乳育児を成功させるための10カ条」を見直すべきである。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆少子化対策の前に、発達障害児防止策を!



















少子化対策は、お産改革から

★産科と婦人科を分ける

・産科と婦人科は専門領域が全く異なります。産科は救急医療、婦人科は慢性疾患です。
・方法:産科医には麻酔科の資格を取ってもらいます。確実に医療事故が減り、麻酔医不足も改善します。欧米先進国と同様に日本でも無痛分娩が当たり前になります。体温・呼吸循環などの全身管理に詳しい麻酔医が増えると医療事故・発達障害児は確実に減ります。
・先進国で痛いお産(自然分娩)を推奨しているのは日本だけです。自然分娩は麻酔ができない助産師の為にあり、妊婦さんは痛い自然分娩を誰も望んでいません。科学がない自然分娩に科学者の卵である医学生は興味を持ちません。

国が事故を補償し、給料を少し上げてやれば産科麻酔医の希望者は増えます。
医療レベルは確実に上がります。
産科医が増え、助産院・院内助産院が減れば事故は間違いなく減ります。
・産科麻酔医専門医制度の新設が望まれます。



















  ◆産科・麻酔科専門医のメリット 
   
  ◆国民医療費が増える理由