陰部神経ブロックを経験された産婦さんからのメッセージ 
感動の瞬間

 私の人生の中で最も感動的なイベントで大切な一日となった初めてのお産が、どれだけ素晴らしいものであったか、入院中に表現できなかったのでお手紙で伝えることにしました。
 2004年11月2日、病院に到着しておよそ3時間という初産にしては超スピード出産となったその日は、生涯で忘れる事のない一日となりました。 病院についたときには子宮口9センチも開いており、陣痛もスムーズで、あっという間の分娩台への移動でした。麻酔を打っていただいたあと、意識がはっきりとし、落ち着いていきめたこと、そしてわが子の誕生という感動の瞬間に私の大切な主人、母、妹が立ち会うことができ、喜びを共有できたこと、とても嬉しく思います。そして人から伝えられていたような苦しいお産とは違って、私にとってパーフェクトな幸せなお産となったこと、改めて久保田先生に感謝の気持ちを伝えられずにはいられませんでした。
 妊娠・出産のプロフェッショナルから教えていただいた、体重管理やプール、散歩などの体力づけなどの知識を自分の中で全て消化し、絶対に後悔しないよう、やれるだけのことはやってお産を楽しいものにしようと妊娠中精一杯の努力をしました。プラス、精神面でタフでいることの大切さを信じていた事と、楽しいマタニティ−ライフを送れるよう、無理しない範囲で遊びと仕事を続けた事、溢れるような出産についての情報源から自分の信じるものを実践した事なども、今となっては功を奏したような気がします。その全てのきっかけとなったのは、久保田産婦人科との出会いであり、先生のお産に対する真剣さで?こから学んだものでした。
 やれるだけのことはやった! そう思いながらも臨月は本当に不安な毎日を過ごしました。いつくるのか、どんな風にやってくるのか分からない出産の始まりに、不安と緊張を覚えたものですが、全てがスムーズにいった初の出産を終えた瞬間、赤ちゃんを先生がお腹にどしーんとおいて、おめでとう! と手をぎゅっとにぎってくれた瞬間は、表現する言葉も見つからないような感動的なものでした。そして、努力が実った〜と、とても晴れやかでほっとした気持ちがしたことも忘れません。
 入院中、先生やスタッフのみなさんにうまくお礼を伝えることができませんでしたが、快適なお部屋を用意していただき、とても有意義な入院生活をおくることができました。入院中に有線で聞いたラジオ番組の中で、私と主人の仕事仲間でもあるラジオDJが「僕の友達に今週は赤ちゃんが誕生したんだ!命の誕生って素晴らしいよね」という私たちの話をしてくれ、ベッドの中でそれを聴いたときには涙しました。食事や掃除など細かいところまでのスタッフのみなさんの心配りにも感動でした。久保田産婦人科でこれから出産される方々のために、これからもスタッフのみなさんの心優しいお仕事ぶりを期待しております。心身ともにタフでストレスフルなお仕事だとは思いますが、これからもどうぞお元気で、たくさんの人たちにこと「楽しいお産」を波及させてください!本当にありがとうございました。

12/14/04
久富 小百合