「妊娠から出産まで」


ご妊娠おめでとうございます。

 とくに初産婦の皆様は、お産に対してさまざまな不安をお持ちでしょう。

 でも、御安心ください。妊婦健診・母親教室を通じて、当院の「安産のための設計図」を理解していただくことで、お産の不安から解放され、赤ちゃんを迎えるための優しい心の準備が芽生えてくるでしょう。 妊娠中はおなかの赤ちゃんのために、最高の環境を準備されてください。先ずは、妊娠生活を不安なく、楽しく過ごされることが一番です。
 お産がはじまり入院されますと、赤ちゃんが元気かどうか、分娩進行は順調かどうかを知るために、児心拍数・陣痛の強さを分娩監視装置で観察します。分娩前(分娩第1期)には、待機室でお過ごしいただきます。陣痛の度に子宮口が少しずつ開いて、赤ちゃんは骨盤のなかを回旋しながら降りてきます。陣痛が、少しずつ強くなりますと、呼吸も乱れ、不安が強くなってくるでしょう。安心して、リラックスしてお過ごしいただくために、看護スタッフが付き添って、マッサージをしながら、一緒に呼吸法をいたします。いよいよお産が近づき、分娩室に入室されますと、3〜4人のスタッフで貴女をサポートいたします。とくに陰部神経ブロックをした後は、産道の痛みから解放され、思わず貴女に笑みがこぼれます。また産道の筋肉が軟らかくなるので赤ちゃんもスムーズに娩出されます。

余裕のある楽なお産のお陰で、赤ちゃん誕生の「瞬間」をご覧になれます。 その「瞬間」から、あなたは強くて、優しいお母さまになられるのです。

スタッフ一同 2004、10