当院が陰部神経ブロックを選ぶ理由
当院では過去12年間、経膣分娩の全症例(約6000例)に陰部神経ブロックを行ってまいりました。
本法を選んだ理由は、最も痛い分娩第2期の産道・会陰部の痛みを取る事と、同部の筋肉を弛緩させ産道の抵抗を減らし、少ない力(子宮収縮)で赤ちゃんをスム−ズに娩出し易くする「安産効果」に特に優れているからです。その他に、他の無痛分娩法に比べ手技が簡単、母児への副作用がない、そして、皆様に満足いくお産だった、と喜んで頂けるからです。
 お産は最後が痛い、その最後の痛みをとり、自然分娩の長所(陣痛)を引き出し、短所(産痛・筋緊張)を補う無痛分娩法・・・それが当院で行う陰部神経ブロックです。
久保田史郎 2004.10.