【新生児の黄疸・体重減少】「様子見」で済ませないで!医学博士が教える、赤ちゃんの脳を守る「超早期管理」の真実

周産期医療の真実

「黄疸の数値が高いので、光線治療を始めますね」

「体重が少し減っていますが、生理的なものだから大丈夫ですよ」

産後すぐ、まだ体が本調子でないお母さんが、産院のベッドで医師や助産師から受ける、これらの「宣告」

それを聞いて、「私の母乳が足りないせい?」「赤ちゃんは苦しくないの?」と、不安で胸が張り裂けそうになった経験はありませんか?

医療現場では、新生児の黄疸や生理的体重減少は「よくあること」「仕方ないこと」として処理されがちです。

しかし、私は15,000人以上の新生児を診てきた医師として、あえて申し上げます。

その「様子見」が、赤ちゃんの脳を「飢餓状態(低血糖・低体温)」に陥らせ、将来の発達に影を落とすリスクがあることを、知ってください。

黄疸も体重減少も、決して「仕方ない」ものではありません。

出生直後の「管理」次第で、そのリスクは劇的に減らすことができるのです。

今日は、その目からウロコの真実をお話しします。


生理的体重減少と黄疸の本当の原因は「エネルギー不足(飢餓)」だった

産院で「赤ちゃんは最初、体重が減るものです(生理的体重減少)」と説明されたことはありませんか?

また、「黄疸は誰にでも出るから様子を見ましょう」と言われることも多いでしょう。

しかし、これらは決して「放置してよい当たり前のこと」ではありません。

赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる間、へその緒を通じて24時間絶え間なく栄養(糖分)と温かい血液をもらっていました。

しかし、生まれた瞬間にその命綱は突然ストップします。
お母さんの母乳がしっかり出るようになるまでには、どうしても数日かかります。

その間、赤ちゃんは「十分な栄養(ミルク)」をもらえず、さらに「室温で体が冷える」とどうなるでしょうか?


赤ちゃんは生きるために、自分の体の脂肪や糖を無理やり分解してエネルギーを作ろうとします。
この過酷なエネルギー消費こそが「体重減少」の正体なのです。

さらに、エネルギーが枯渇(飢餓状態)すると、肝臓の働きもガクッと落ちてしまいます。
その結果、体内の老廃物(ビリルビン)をうまく処理できなくなり、皮膚が黄色くなる「重症黄疸」を引き起こします。

つまり、急激な体重減少も強い黄疸も、赤ちゃんの「お腹が空いてエネルギーがない!寒い!」という悲痛なSOSなのです。

この「飢餓と冷え」の状態が長く続けば、成長に不可欠な脳へのエネルギー供給すら滞ってしまう危険性があります。

👉生後3日間の「完全母乳信仰」の危険性についても合わせてご覧ください


【世界が認めた予防法】脳を守る「保温」と「超早期からのミルク」

「母乳で育てたい」というお母さんの愛情は、本当に尊いものです。

しかし、母乳が十分に出るまでの間、赤ちゃんを「飢餓と冷え」の危険に晒してはいけません。

私の医院では、1983年から15,000人以上の赤ちゃんに対し、出生直後から徹底した「保温(37℃の維持)」と、母乳が出るまでの不足分をすぐにミルクで補う「超早期経口栄養法」を実践してきました。

生まれた直後からしっかりとエネルギー(糖)を与えられ、温かい環境で守られた赤ちゃんはどうなるでしょうか。

結果は一目瞭然です。体重が極端に減ることはなくなり、肝臓が元気に働くため、光線治療が必要なほどの「重症黄疸」も劇的に減少しました。

この久保田式新生児管理法による健やかな体重発育曲線と黄疸予防のデータは、世界の権威ある医学専門誌『Nutrients』や『Neonatology』にも掲載され、国際的にもその正しさが証明されています。

お母さん、もし産院で

「体重が減っている」
「黄疸が出ている」

と言われても、ご自身を責める必要は全くありません。それはお母さんのせいではなく、出生直後のエネルギーと体温の管理不足が原因なのです。

「赤ちゃんを冷やさない」、そして「母乳が出るまでは、ためらわずにミルク(糖分)でエネルギーを補う」

この極めてシンプルで科学的なアプローチこそが、赤ちゃんの小さな脳を飢餓から守り、将来の健やかな発達を約束する最大の「予防医学」なのです。

👉重症黄疸と発達障害の関係性も合わせてご覧ください


監修:久保田 史郎(医学博士・産婦人科医)

久保田生命科学研究所所長。元久保田産婦人科麻酔科医院院長。

1万5,000例を超える臨床データに基づき、新生児の「保温」と「飢餓防止」を柱とする独自の「久保田理論」を提唱する周産期医療のスペシャリスト。

圧倒的な実績)
重症黄疸の激減、およびNICU搬送率0.41%(全国平均を大幅に下回る水準)を自院にて実現。

科学的エビデンス)
『Neonatology』『Nutrients』など、世界的な医学専門誌に論文が多数掲載。

社会への提言)
従来のカンガルーケアや完全母乳推進が孕むリスクに警鐘を鳴らし、発達障害の予防と国民医療費の削減を目指す。

「37℃の科学」によって赤ちゃんの未来を守るための活動は、多くの親御さんのみならず医療関係者からも高い関心を集めている。

久保田史郎の安産大学 – YouTubehttps://www.youtube.com/user/kubotamc2012


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