混合栄養(母乳+ミルク)の進め方|足す量・タイミング・夜間の使い分け

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「母乳だけでは足りているか不安」「仕事復帰でミルクも使いたい」——そんなときに選ばれるのが、母乳とミルクを併用する混合栄養です。とはいえ、いざ始めると「ミルクはどれくらい足す?」「どのタイミングで?」「夜はどうする?」と迷いがちです。

この記事では、混合栄養の進め方を3つのタイプに分けて整理し、ミルクを足す量の目安、夜間の使い分け、メリットとデメリットまでをやさしくまとめます。母乳とミルクのどちらが良い・悪いということはなく、ご家庭に合った柔軟なやり方で大丈夫です。

目次

混合栄養とは?完全母乳でなくても大丈夫

混合栄養とは、母乳とミルク(育児用ミルク)の両方を使う授乳のしかたです。母乳が足りない分をミルクで補ったり、ママ以外の人も授乳できるようにしたりと、事情に合わせて取り入れられます。「完全母乳を目指さないといけない」ということはなく、赤ちゃんがしっかり育っていくことがいちばん大切です。無理をせず、続けやすい形を選びましょう。

混合栄養の進め方 3タイプ

混合のしかたは大きく3つに分けられます。生活リズムや母乳の出方に合わせて選び、途中で変えても問題ありません。

タイプやり方向いている場面
毎回混合先に母乳を飲ませ、足りない分をミルクで補う母乳を増やしたい・基本は母乳にしたい
交互に与える授乳ごとに母乳とミルクを交互にする授乳リズムを作りたい・預けることがある
時間帯で分ける昼はミルク中心、朝夕や夜は母乳など日中に預ける・夜だけ楽にしたい

基本の形は「先に母乳、足りない分をミルク」です。母乳を吸わせる回数を保ちたいときは、まずおっぱいから始めると、母乳の分泌も保ちやすくなります。

ミルクを足す量の目安

毎回母乳のあとに足す場合は、母乳後にミルク30〜40mlほどから始めて、赤ちゃんの様子をみて調整するのが一般的な目安です。母乳とミルクを合わせた1日の量は、体重1kgあたり150ml前後(おおむね120〜180ml)が目安とされ、1回に200mlを大きく超えないようにします。

あくまで目安なので、飲む量には個人差があります。大切なのは、赤ちゃんの体重が順調に増えているか、機嫌やおしっこの回数はどうかといった全体の様子です。足りているか不安なときは、体重の増え方をみたり、助産師や自治体の相談窓口に相談したりすると安心です。

夜は「ミルクを足す」と楽になることも

混合栄養の使い方でよくあるのが、昼は母乳中心、夜はミルクを足すという形です。ミルクは母乳より腹持ちがよいとされ、夜にミルクを足すとまとまって眠ってくれることがあります。また、夜間の授乳をパパや家族に交代してもらいやすくなるのも利点です。

一方で、夜中のミルク作りは寝不足の身にはこたえます。夜の授乳を少しでも楽にするコツは、夜間・深夜のミルク作りを楽にする方法で紹介しています。特に大変な日は、そのまま飲ませられる液体ミルクを取り入れるのも手です。

夜のミルクを足すなら、お湯がすぐ出る環境だと調乳の手間が減って夜がぐっと楽になります。 → 赤ちゃんの夜のミルクに便利なウォーターサーバー10選

混合栄養のメリット・デメリット

メリット

  • 母乳が足りない分をミルクで補え、栄養と水分をしっかり与えられる
  • ママ以外の人も授乳でき、負担を分け合える(夜間の交代もしやすい)
  • ママの体調がすぐれない日や外出時にも対応しやすい
  • 災害や断水など、母乳が難しい場面の備えにもなる

デメリット・気をつけたいこと

  • 哺乳瓶の洗浄・消毒の手間がかかる(哺乳瓶の消毒方法を参考に)
  • ミルク缶や哺乳びんなどの費用がかかる
  • 哺乳びんに慣れて母乳を嫌がる、逆に哺乳びんを嫌がる、といったことが起こる場合がある
  • 足しすぎると飲みすぎや母乳量の低下につながることがある

母乳の割合を増やしたい・減らしたいとき

母乳を増やしたいときは、まず母乳を吸わせる回数を保つのが基本です。授乳のたびに先におっぱいを飲ませ、ミルクは足りない分だけにすると、母乳の分泌が保たれやすくなります。反対に卒乳や職場復帰でミルクを増やしたいときは、母乳の回数を少しずつ減らしながらミルクに置き換えていきます。急に変えると乳腺トラブルや赤ちゃんの戸惑いにつながることがあるため、様子をみながら少しずつ進めましょう。

よくある質問

混合栄養はいつまで続けていいですか?

決まりはありません。離乳食が進む生後5〜6か月以降は少しずつ授乳量が減っていきますが、それまでは母乳とミルクを併用して問題ありません。家庭の状況に合わせて続けられます。

母乳のあと、どれくらい待ってミルクを足しますか?

基本は続けて足してかまいません。先に左右のおっぱいをしっかり飲ませ、まだ欲しがるようならミルクを足します。時間をあけすぎず、赤ちゃんが満足する量に調整しましょう。

夜だけミルクにしても大丈夫ですか?

問題ありません。昼は母乳、夜はミルクという分け方は混合栄養の定番です。ただし母乳の回数が減ると分泌も減っていくため、母乳を続けたい場合は日中の授乳回数を保つとよいでしょう。

ミルクを足すと母乳が出なくなりますか?

母乳は吸われることで作られるため、吸わせる回数が減ると分泌も減っていきます。母乳を保ちたいときは、ミルクを足す前に母乳をしっかり吸わせることを続けましょう。

まとめ

混合栄養は、母乳とミルクを事情に合わせて併用する柔軟なやり方です。進め方は「毎回混合」「交互」「時間帯で分ける」の3タイプがあり、基本は先に母乳、足りない分をミルクで補います。足す量は母乳後30〜40mlを目安に、赤ちゃんの体重の増え方や様子をみて調整します。夜はミルクを足すとまとまって眠ることもあり、負担を分け合いやすくなります。母乳・ミルクのどちらかにこだわりすぎず、無理なく続けられる形を見つけてください。

本記事は育児の一般的な情報をまとめたものです。母乳やミルクの量は赤ちゃんによって差があるため、体重の増え方や様子をみながら、かかりつけの医師・助産師や自治体の相談窓口も活用してください。

参考:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」ほか。ミルクを作る際は70℃以上のお湯で調乳します(乳児用調製粉乳の安全な調乳ガイドライン)。ミルクの量は目安で、赤ちゃんの様子や体重の増え方をみて調整します。

ミルク育児のほかの疑問も、1ページで全部たどれます。 → 赤ちゃんのミルク・調乳 完全ガイド

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