葉酸サプリはいつからいつまで飲む?厚生労働省推奨の期間と時期別の摂取量を解説

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葉酸サプリはいつからいつまで飲む?

時期別に自分に合う葉酸サプリを選びたい方は → 葉酸サプリおすすめ18選

葉酸サプリはいつからいつまで飲む?厚生労働省推奨の期間と時期別の摂取量を解説

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「葉酸サプリが大事なのはわかったけど、いつから飲み始めればいいの?」 「妊娠したらもうやめていい?それともいつまで続けるべき?」

葉酸サプリについて、もっとも多い疑問がこの「期間」の問題です。

結論からお伝えすると、答えは次のとおりです。

  • いつから? → 妊娠の1ヶ月以上前(=妊活を始めたら今すぐ摂取を開始)
  • いつまで? → 最低でも妊娠3ヶ月まで。貧血予防や産後の回復を考えると授乳期までの継続がおすすめ

これは厚生労働省が公式に示している推奨(2025年版)に基づくものです(※1)。

この記事では、「なぜその期間なのか」という理由から、妊活期・妊娠中・授乳期それぞれで必要な葉酸の摂取量、サプリと食事の違い、飲むタイミングや飲み忘れたときの対処法まで、まとめて解説します。


目次

葉酸サプリを飲む期間【早見表】

まず、時期ごとに必要な葉酸の摂取量と目的を一覧で確認しましょう。

時期葉酸の目的摂取量の目安
妊活期〜妊娠3ヶ月胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減食事240μg+サプリ等から400μg(最重要期間
妊娠中期〜後期赤血球づくり・妊婦貧血の予防食事性葉酸480μg(通常の2倍)
産後・授乳期母体の回復・母乳の栄養食事性葉酸340μg(通常+100μg)

ポイントは、時期によって「必要な摂取量」と「目的」が変わること。それぞれ詳しく見ていきます。


葉酸サプリは「いつから」?→ 妊娠の1ヶ月以上前から

厚生労働省の推奨は「妊娠1ヶ月以上前〜妊娠3ヶ月」

厚生労働省は、妊娠を計画している女性・妊娠の可能性がある女性に対して、妊娠の1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月まで、通常の食事に加えてサプリメント等から1日400μgの葉酸を摂取することを推奨しています(※1)。

「妊娠してから」ではなく「妊娠する前から」。ここがもっとも誤解されやすいポイントです。

なぜ妊娠前から?赤ちゃんの神経管は「気づく前」につくられる

葉酸が最重要となる理由は、赤ちゃんの脳や脊髄のもとになる「神経管」の形成に深く関わるからです。

  • 神経管が形成されるのは受胎後およそ28日(妊娠6週末頃)まで
  • 一方、多くの人が妊娠に気づくのは生理の遅れを感じる妊娠4〜5週頃

つまり、妊娠中と気づいた時点で、神経管の形成はすでに終盤。このタイミングで慌てて摂取を始めても、もっとも大切な時期をカバーしきれない可能性があるのです。この時期に母体の葉酸が不足すると、二分脊椎や無脳症などの神経管閉鎖障害のリスクが高まることがわかっています(※1)。

なお、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを下げられると考えられている栄養素は、現在のところ葉酸だけです。だからこそ、意識した摂取が欠かせません。

「そろそろ子どもがほしい」と思ったら、その日が葉酸サプリの始めどき。妊活を始めた日から摂取を開始するのが正解です。

すでに妊娠がわかってから始めても意味はある?

「妊娠中だと気づいてから知った…もう遅い?」と不安になる方もいますが、気づいた時点からすぐ摂取を始めることに意味はあります。神経管閉鎖障害のリスク低減という観点では理想のスタートより遅くなりますが、葉酸は妊娠期間を通じて細胞分裂や赤血球づくりに必要な栄養素。落ち込む必要はないので、今日から始めましょう。

→ 妊娠が発覚してからの始め方は、妊娠してから葉酸では遅い?妊娠発覚後からでも飲むべき理由と始め方で詳しく解説しています。


葉酸サプリは「いつまで」?→ 最低妊娠3ヶ月、おすすめは授乳期まで

必須期間は「妊娠3ヶ月まで」

神経管閉鎖障害のリスク低減を目的とした「サプリ等から400μg」の推奨期間は、妊娠3ヶ月までです。神経管の形成自体は妊娠6週末頃までに終わりますが、妊娠初期は細胞分裂がもっとも活発な時期であることから、余裕を持った期間が設定されています。

妊娠中期〜後期も続けるメリット:妊婦貧血の予防

「じゃあ妊娠4ヶ月になったらやめていいの?」というと、そうとも言い切れません。

葉酸はビタミンB12とともに赤血球をつくる働きを持つ栄養素。妊娠中は血液量が大きく増えるため貧血になりやすく、この時期の葉酸の必要量は**通常の2倍(食事性葉酸480μg/日)**に設定されています(妊婦の付加量は中期・後期に設定)。食事だけでこの量を毎日満たすのは簡単ではないため、サプリでの補助を続ける価値は十分にあります。

なお、中期以降はサプリからの葉酸は400μgも必要ありません。鉄分やカルシウムを重視した妊娠中向けの配合に切り替えるか、もともと妊娠期全体をカバーする設計のサプリを選ぶのが合理的です。

産後・授乳期も葉酸は必要:母乳と母体の回復のために

出産後も、授乳期の女性には**通常+100μg(食事性葉酸340μg/日)**の葉酸摂取が推奨されています。母乳は血液からつくられるため、葉酸は母乳の材料となる血液づくりや、出産で消耗した母体の回復を支える栄養素だからです。

まとめると、「妊活開始〜授乳卒業まで」が葉酸とつき合う期間。ただし時期によって必要な摂取量と最適な栄養バランスは変わる、と覚えておきましょう。


サプリと食事、どっちで葉酸を摂る?両方必要な理由

「食事から野菜をしっかり食べていれば、サプリはいらないのでは?」と思う方もいます。しかし妊活期〜妊娠中は、食事とサプリの両方で摂るのが厚生労働省の推奨です。理由は2つあります。

理由①:食事の葉酸(ポリグルタミン酸型)は吸収されにくい

葉酸には2つのタイプがあります。

  • 食事性葉酸(ポリグルタミン酸型)…野菜や果物などに含まれる天然の葉酸。体内での利用率が低い
  • モノグルタミン酸型葉酸…サプリメントに含まれる葉酸。吸収・利用効率が高い

厚生労働省が「サプリ等から400μg」と特別に指定しているのは、この吸収率の高いモノグルタミン酸型葉酸のこと。神経管閉鎖障害のリスク低減という目的には、サプリからの摂取が効率的なのです。

理由②:葉酸は熱と水に弱く、調理で失われやすい

葉酸は水溶性ビタミンのため、水に溶け出しやすく、加熱調理で半分程度まで減ってしまうことも。「野菜を食べているつもりでも思ったほど摂れていない」のはこのためです。

葉酸を多く含む食品リスト

食事から摂る場合の参考に、代表的な食品を挙げます(可食部100gあたり/μg)。

食品葉酸含有量の目安
焼きのり約1,900μg
枝豆約260μg
モロヘイヤ(生)約250μg
ブロッコリー(生)約220μg
ほうれん草(生)約210μg

※加熱調理で含有量が減るため、電子レンジ加熱・炒める・スープごと摂るなどの工夫がおすすめです。日々の食事で葉酸を意識しつつ、不足分をサプリで補うのが理想的なバランスです。


時期で変わる必要量。サプリは「切り替える派」と「1本で通す派」どっちが正解?

時期によって必要な栄養素が変わることを踏まえると、サプリの選び方には2つの考え方があります。

① 時期別にサプリを切り替える派

妊活期・妊娠中・産後それぞれに最適化された配合のサプリへ順次切り替えていく方法。常に「今の時期にちょうどいい摂取量」を摂れるのがメリットで、過剰摂取の心配も最小限です。

代表例はmitas(ミタス)シリーズ。妊活期のmitas(葉酸400μg+温活の和漢素材)→妊娠期のmamaru→産後のmamacoと、時期に合わせた専用設計が用意されています。

② 1本で通す派

妊活から産後まで幅広くカバーする設計のサプリを継続する方法。買い替えの手間がなく、習慣を崩さず続けやすいのがメリットです。

代表例はベルタ葉酸サプリ。葉酸480μgと85種類の栄養素を配合したオールインワン設計で、妊活期から授乳期まで同じ1本で対応できます。

どちらが正解ということはなく、「最適化を取るか、手軽さを取るか」の好みの問題です。2つのタイプの代表商品を詳しく比べたい方は、こちらの記事をご覧ください。


パートナー(男性)も葉酸を摂ったほうがいい?

葉酸は女性だけの栄養素と思われがちですが、男性の妊活にもメリットがあるという研究が報告されています。葉酸はDNAの合成に関わる栄養素で、精子の質にも関係すると考えられているためです。必須ではありませんが、妊活を「夫婦で取り組む」一環として、パートナーも一緒に摂取するのは選択肢の一つです。

男性向け・夫婦向けの成分を配合したペアサプリもあるので、二人でスタートしたい方は検討してみてください。


葉酸サプリの飲み方Q&A|タイミング・飲み忘れ・過剰摂取

Q1. 飲む時間帯に決まりはありますか?

ありません。葉酸サプリは医薬品ではないため、自分が続けやすい時間帯でOKです。飲み忘れ防止には「朝食後」「歯磨きの後」「寝る前」など、毎日必ず行う習慣とセットにするのがおすすめです。葉酸は水溶性で体内に長くためておけないため、毎日コンスタントに摂取することが大切です。

なお、朝・夜のどちらがいいか、食前・食後で違うか、お茶やコーヒーと一緒に飲んでいいかなど、飲み方の細かい疑問は葉酸サプリはいつ飲む?朝・夜・食前食後のタイミングと飲み合わせの注意点で詳しく解説しています。

Q2. 飲み忘れた日があったらどうすればいい?

1日飲み忘れた程度で大きな問題はありません。ただし、翌日に2日分をまとめて飲むのはNG。気づいた日から通常の量を再開しましょう。

Q3. 葉酸は摂りすぎても大丈夫?

サプリや強化食品に含まれるモノグルタミン酸型葉酸には上限が定められており、成人女性は1日900〜1,000μg(18〜29歳は900μg、30歳以上は1,000μg)を超えないこととされています(※2)。過剰摂取はビタミンB12欠乏症の発見を遅らせるおそれがあるためです。一方、食事から摂る食事性葉酸には上限がありません。葉酸サプリは1種類に絞り、マルチビタミン等との併用時は合計の摂取量に注意してください。

→ 時期別の目安量と上限をまとめて知りたい方は、葉酸は1日どれくらい必要?摂取量の目安と上限をご覧ください。

Q4. 妊娠を希望していない時期でも飲んだほうがいい?

サプリから400μgの摂取が推奨されるのは「妊娠を計画している・妊娠の可能性がある」女性です。それ以外の時期は、通常の推奨量(食事から240μg/日)をバランスのよい食事で満たすことが基本となります。

Q5. 飲むのをやめるタイミング(いつまで飲む)は?

授乳が終わる(卒乳する)タイミングが一つの区切りです。それ以降も葉酸自体は健康維持に必要な栄養素ですが、付加量は不要になるため、通常の食事中心の摂取に戻して問題ありません。


まとめ:葉酸サプリは「妊活開始の日」から、「授乳卒業」まで

最後に、この記事のポイントを整理します。

  • 葉酸サプリを始めるのは妊娠の1ヶ月以上前=妊活を始めたらすぐ(厚生労働省2025年版推奨)
  • 神経管は妊娠中と気づく前に形成されるため、「妊娠してから」では遅い可能性がある
  • 神経管閉鎖障害のリスクを下げられる栄養素は、現在のところ葉酸だけ
  • 必須期間は妊娠3ヶ月まで。ただし貧血予防・母体回復の観点から授乳期までの継続がおすすめ
  • 食事(ポリグルタミン酸型)とサプリ(モノグルタミン酸型)は役割が違う。両方で摂るのが理想
  • 時期によって必要な摂取量は変わる。時期別に切り替えるならミタスシリーズ、1本で通すならベルタが代表的な選択肢
  • 飲む時間帯は自由。過剰摂取(サプリ由来で900〜1,000μg/日超)にだけ注意

葉酸サプリは「いつか飲むもの」ではなく、「妊活を始めた今日から飲むもの」。いつから・いつまで飲むか迷っていた方が、安心してスタートを切るきっかけになればうれしいです。

妊活中におすすめの葉酸サプリ比較5選はこちら


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参考文献・出典

  • ※1 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書/e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント―神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果」
  • ※2 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」/「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」
  • 日本産科婦人科学会「産婦人科診療ガイドライン―産科編」

※本記事は情報提供を目的としたものであり、医学的判断に代わるものではありません。気になる症状や持病のある方は、医師・薬剤師にご相談ください。

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